2006年07月17日

ルネ・マグリットの千里眼

La ClairvoyanceClairvoyance

精神に不安定さがあったり、わざと奇抜な行動を起こしたりした芸術家は多いが、マグリットの生活は静謐だったようだ。
毎日おなじ時間に起きて、規則正しい小市民的な生活の中で創作したといわれる。 
旅行もあまり好まず、外でスケッチをすることもなかったらしい。

「机の上の電話機にも詩の心がある」
マグリットは家の中の日用品などにも詩情を感じモチーフとしている。
詩人が詩を書くように、頭に浮かぶイメージを表現したという。

ただ不思議なのは絵を描くときもスーツにネクタイをしていたということ。
これは、ある種の奇行だとも思う。

画面の中の画家は、涼しい顔で卵を見つめながら鳥の絵を描いている。
千里眼か予言者のような目で、卵の未来を見通しているのかどうかはわからないが、イマジネーションが別の世界へと飛んでいることは間違いない。
シュルレアリスムにはいろいろあって面白い。

ルネ・マグリット  Rene Magritte 1898-1967年,ベルギー
posted by アートジョーカー at 10:31| Comment(0) | Rene Magritte | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする