「それからは、何を見てもゴッホの絵のように見えました。木も川も山も、みんなゴッホの絵のようにメラメラと燃え上がっていました」
-『わだばゴッホになる』より
ゴッホはおそらく、「どこかの世界」と交感した画家ではないかと思う。
その世界は、この世界と同時に存在している。
ゴッホの絵と出会うことにより、そうした世界への扉が開かれるひとは多い。
棟方志功もそのひとりだったのだろう。感動の仕方が、ただごとじゃない。
この絵が描かれたのは1888年の秋。
ゴーギャンとの親交も深まりつつあったころ。
友のいなかったゴッホにとって、30数年の短い生涯のなかで、比較的穏やかな時代だったといえるかもしれない。
夜のカフェテラス-1888年
The Art Impression
