2006年11月20日

エゴン・シーレ「家族」

The Artist's Family


家族が濃い、としかいいようがない。
家族は、いつも肉の触れあうほど近くにいて、共に働き、飯を食い、眠る。
家族は、家族の中で産まれ、家族の中で死ぬ。
同じ匂いのする肉体の集まりが家族である。
近頃の家族は薄いような気がするが、この絵に描かれた家族は濃い。

父親のモデルはシーレ自身だといわれる。
母親はシーレの妻のエディット。
ただし、夫婦に子供はいなかった。
妻のエディットは、この絵が描かれた年に流行したスペイン風邪で逝く。
妊娠中だったらしい。
シーレは、妻を看病することで風邪が移り、妻の死の3日後に他界したといわれる。

ところで、エゴン・シーレはオーストリア生まれだが、在日本オーストリア大使館によると、この国名の表音表記は、南半球のオーストラリアと混同され続けているため、10月より日本語のカタカナ表記を「オーストリー」に改めることにしたという。

「家族」 The Artist's Family 1918年
エゴン・シーレ Egon Leo Adolf Schiele
1890-1918年,オーストリー 
posted by アートジョーカー at 18:17| Comment(0) | Egon Schiele | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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