Nighthawks「『夜更かしの人々』は夜の通りに対する私のイメージを表したもので、特別孤独なものを表現したわけではない」 -エドワード・ホッパー
ホッパーの絵は建物、あるいはその周囲の空間に不思議な情感が漂っていて、そこに人がいなくても成立するのではないかとも思う。
ホッパーは建物だけを描く場合も多い。人との関わりを感じさせる建物を描く。
建物(文明)と人間の関係性のようなものを描こうとしているのかもしれない。
アメリカでは、砂漠の中に忽然と新しい街が現れたりする。
歴史の地層に積み重ねられた、街そのものが持つしがらみや怨念が希薄で、どこか乾いているのである。
風景そのものが乾いた雰囲気をもっていて、その中にいる人も風景のひとつにすぎない。
街の人は、どこで生まれたのか、どんなルーツがあるのかもわからない、見知らぬ人同士なのである。
「夜更かしの人々」1942年
エドワード・ホッパー Edward Hopper 1882-1967年,アメリカ
The Art Impression
