2006年04月21日

ジャンヌ・エビュテルヌ

Jeanne Hebuterne in Red ShawlJeanne Hebuterne in Red Shawl

眼の中の瞳がない。
モディリアーニの肖像画は、たいていそうなっている。
瞳をなぜ描かなかったのかはよくわからない。
たとえば古代の彫刻にも瞳を彫り込んでいないものがある。

瞳の力はつよい。そこに吸い寄せられて対話してしまう。
彫像などでは、見る人の目線をぜんたいのフォルムに向かわせるため、瞳を彫り込まない場合もあると聞く。
瞳のない肖像は「匿名」であるとも思う。

モディリアーニは、恋人ジャンヌの肖像画を何枚も描いている。
パリのボヘミアンだったモディリアーニだが、巧みな色彩感覚はイタリア人のものだと感じる
瞳のないジャンヌは、どこか気怠く、か弱く、思い詰めたよう。
ジャンヌは、モディリアーニの死の翌日、アパートの六階から身を投げた。
ふたりの間にうまれた女の子は孤児となった。


posted by アートジョーカー at 16:31| Comment(0) | Amadeo Modigliani | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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